有珠善光寺

-有珠善光寺は、1974年に境内一帯が国の史跡に指定され、2018年に北海道遺産に選定されました-

数度に渡る有珠山噴火にも耐え当時の歴史を今に伝える蝦夷三官寺
天長年間(824~833)、慈慈覚大師円仁が阿弥陀如来像を安置したことを開基とし、江戸時代の文化元年(1804年)徳川家斉によって蝦夷三官寺の一つとして建てられた歴史ある寺院。
有珠山の噴火などの災害にあいながらも本堂などは被害を免れ当時の趣をそのまま残しています。
境内一帯が国の史跡に指定されているほか重要文化財に指定されている数々の宝物を保有、境内の善光寺宝物館にて保管展示されています。
穏やかな内浦湾に面したロケーションに位置し、境内には四季を彩るさまざまな木や花が植えられていることから伊達市の花の名所としても有名です。

→文化遺産オンライン”善光寺跡”(外部リンク)

茅葺屋根の本堂、当時の生活様式の息吹がそのまま残る歴史建造物

寺院の正式な名称は大臼山道場院 善光寺。
茅葺屋根の本堂、当時の生活様式の息吹がそのまま残る歴史建造物
江戸時代後期に建立された本堂・庫裏が現在拝観できます。どちらも屋根には茅葺が採用されており、その大きな屋根が特徴的です。
境内に向かって縁側を持つ客殿は日本建築の意匠を随所に見ることが可能です。
江戸時代に棟造、増築された本堂・客殿が現在拝観できます。どちらも屋根には茅葺が採用されており、その大きな屋根が特徴的です。
江戸時代に改築・増築されてから数度にわたり有珠山の噴火を体験してきている建物ですが、非常に状態の良いまま現在に至るまで残っております。
境内に向かって縁側を持つ庫裏は日本建築の意匠を随所に見ることが可能です。

道南の桜の名所

境内には樹齢200年を超える桜の巨木が何本もあり、その中でも有名なのが巨石を割りながら成長した石割桜です。
敷地の一番奥ばったところにひっそりと立つこの桜は現在も春には花をつけます。
このほかにも枝垂桜の巨木や八重桜が多く植樹されており桜の名所としても有珠善光寺は有名です。
花見のシーズンには境内には観光バスにて各地よりの観光客でにぎわいます。
アジサイの名所としても知られ春夏秋それぞれの花や木も多く存在し四季を通して自然の息吹の感じられる花所でもあります。

住所 所在地 北海道伊達市有珠町24
入場料等 入場料等 拝観:無料 宝物館:大人500円 高校生以下400円(要予約)
公式ホームページ https://www.usu-zenkoji.jp

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